前へ | 田代山神社 たしろやまじんじゃ |
青森県境近くに位置し、田代連山の主峰田代岳(1,178m)の頂上に鎮座し、山の神・田の神・水の神・作神の守護神として、秋田県北地方・青森県津軽地方・岩手県北内陸地方に至る広汎な信仰圏を持ち、北は北海道・青森、南は山形、西は岩手・宮城と東北5県の山並を展望し得る一大霊山で、昭和51年県立自然公園に指定されている。
近江国比良山比良明神を本社とし、社伝古記によれば古代の鎮座を伝え、仁寿2年円仁慈覚大師の再興、弘長2年以前綴子神宮寺開基常覚院再建、建武元年陸奥兼出羽守北畠顯家卿山麓の長慶金山を開発稼行当社を再建、宝暦10年佐竹藩鉱山取締山師伊多波武助(新士分、伊勢国出身、岩瀬住)金山再開発当社を再建する。 明治6年無格社に列し、十数度の修理改築を経て昭和40年新築したが、61年原因不明の火災で焼失、62年新築再建した。 9合目は有史以前の噴火口跡とされ、一帯に110余の地塘(直径2〜30m、深さ20cm〜2m)が散在、これを田代の田ッコと称し、この中に生育する水草のミヅカシワ、ミネハリイを苗ッコ、稲ッコと称して豊凶作占をなす信仰で、特に散供堤では諸々の人生占いを行うことになっている。 |
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