前へ | 貴船神社 きぶねじんじゃ |
本神社は、延宝8年の創立にして、貴船明神堂と称した。
寛治年間、新羅三郎源義光、兄鎮守府将軍義家公と力を合わせ金沢の柵を攻め、対陣すること月余。 度々の降雨で、陣営も出水に出遭う。 兵士大いに驚く。 義光公これを見嘆じて曰く、未だ功の天聴に達せざるに、如何なることやと。 上思議にも水勢方向を転じて流れる。 義光ここに一祠を建てて戦場に赴く。 土地の人々これを篤く祀ったのが即ち貴船神社である。 社殿は東向きで弘化4年9月9日の再建。 槻の丸柱16本、四面は欅に彫刻が施され、楔止めとなっている。 市内一の結構を尽した社殿建築である。 大正5年8月5日許可により、境町村下境神明社、同御田神社を合併し、村社に列格する。 |
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