前へ | 八幡神社 はちまんじんじゃ 通称:東今泉八幡宮 |
創建年代不詳であるが、古伝によれば、彼の八幡太郎義家北征の途次、金沢の柵を陥れて後残党討伐の折、戦勝祈願したその地に祀ったものであるといわれる。
従って、近郷の八幡神社と時を同じくして成ったものと思われ、寛治5年中の創建と類推される。 しかも、この地は杉の舘と称され(近年までその影を留める杉林はあったという)土豪今泉太郎左衛門の平城的舘があり、当社はその崇敬と庇護をうけたものであるといわれる。 御社殿は宇佐神宮を模した切妻平入社である。 本殿は元治元年9月21日建替、拝殿は慶応2年5月15日建替との銘が見られるが、その後幾度も改修の手が加えられている。 また、殿内神殿は明治13年8月11日の奉納である。 奉納額の内、異彩を放つのは「和算額」である。 これは大仙市文化財の指定を受けている。 当日は八幡太郎太鼓が奉納されるが、もとは当社例祭に付随して、文化文政の頃より伝統の今泉神楽が奉納されたものだが、惜しむらくは後継者がなく消滅している。 |
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