前へ | 神明社 しんめいしゃ 通称:お日さま |
創立年代は詳かではないが、『大館草創よりの鎮守にして、元慶二年には既に鎮座せられたり』(明治神社誌料)といわれ、又、綴子神宮寺家十四代舎弟の「般若院英泉自伝稿」に『宝暦八年夏、大館伊勢堂八百五十年祭』の記事もある。
当時の鎮座地は、字小館花道上であったが、延宝3年に、佐竹氏が現在地に社域を定めて社殿を建立し、支裔上平家伝来の神像を奉じて遷座し、大舘本郷2町・支郷13ヶ村の総鎮守として、一円の尊崇を集めている。 例祭は、元、旧暦7月晦日より8月2日に至る3ヶ日であったが、現在は、明治天皇御巡幸の佳日を以って、新暦9月10・11日の両日と定め、50余町の曳山・みこしの奉納行事等、殷賑を極めている。 明治戊辰の役は、僅か29戸を残して大館を焼滅し、この時神社は残って復興の拠点となったが、同3年9月、再度の大火に類焼し、現社殿は同6〜9年に再建されたものである。 昭和41〜50年の10ヶ年計画を以って、再建100周年記念として社殿の改築・境内整備・斎館及職舎の新築等の事業が行われた。 明治44年には有浦神社を、翌45年には柄沢稲荷神社を合祀している。 |
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