前へ | 八幡神社 はちまんじんじゃ |
創立慶長7年、旧社格無格社。
創建の初めを尋ねるに、慶長7年旧藩主の祖佐竹左中将源朝臣義宣公遷封の際主命を奉じて当郷を支配す。 抑々八幡神社は旧藩主家祖先以来の氏神にして、本国常州水戸府中より奉遷したことにより、同9年壮麗な社字をこの地に建立してこれを鎮祭し、一郷の人々挙げて崇敬する。 然るに文政2己卯年4月8日の大火により市中百余戸焼失、延びて本社堂宇にも及び、ことごとく灰じんとなる。爾後仮に堂宇2尺四面鞘堂8尺四方のものを営み奉斎して来た。 年経て明治16年南家佐竹義隣敬神の念篤い諸氏の協賛を得てこれを再建するも、歳月推移の中に殿屋大破に及ぶ。 抑々現在殿は明治14年明治天皇御巡幸の時、当地行在所の建材を遷用したものであって、千載一遇の御幸記念を永久に伝えているのである。 |
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