前へ | 今木神社 いまきじんじゃ 通称:白滝神社・お不動さん |
その昔、白滝神社は滝そのものを御神体として崇敬されていた。
享保18年、その年例年になく日照りが続き、村人は田畑を作ることができず困っていた。 そこで肝煎と長百姓達は村人に相談したところ、長百姓久兵衛の子で小さい頃から信心深く、先に1週間にわたって毎夜白滝明神の夢を見たことのある久四郎(25歳)に雨乞いを頼むことにした。 願いを受け入れ滝の前にある大きな座禅石に座り一心不乱に滝に拝んだ久四郎の目前に不動明王が現れ、お告げして消えた。 その後お告げの通り2刻(4時間)にわたり大雨が降り田畑に大きなうるおいを与えた。 ところが不思議なことに、この大雨、近くの村々には1滴も降らなかったという。 この雨乞いの話を聞いた隣村の人達は我も我もと白滝明神へ参拝におしかけ広く名が知れわたった。 翌享保19年、村人は白滝不動尊の建立を計画し、元文3年完成した。 雨乞いの対象神として信仰され後に薬神、眼神としても知られ近隣近在からの参拝者が訪れている。 白糸滝は一の滝(長さ82m、高さ49m)二の滝(長さ17m、高さ8.5m)三の滝(長さ11.5m、高さ5.75m)からなり座禅石など当時の様子を偲ばせている。 |
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