前へ | 宇気物神社 うけもつじんじゃ 通称:豊受神社 |
天明年間、現在地に遷祀している。
文化年間に成った「秋田風土記」には「村鎮守 産土神社」と記し、いま呼称する名称で載せていない。 当神社は沢井三左衛門(子孫は龍毛観音田沢井為太郎)の氏神として屋敷内に祀っていたが、霊験灼かなことが風評となり村人らの参詣が絶えなかったという。 後年、神のお告げがあって、神社祭典に先駆けて三左衛門家の神前祭を執り行うようにとのことで終戦の年の5月例祭日まで続いた。 龍毛村の支村、田屋は龍毛村の農家が開拓した田地ばかりで、分家が多い。 このため田屋の産土神として祭典の統頭を輪番制で務める。 また田屋には、菅江真澄の記録にある通り、子安信仰の神を祀る宇婆姫神社(小祠)があって毎年3月6日は出産を祈る女性は勿論、老若の参拝者で社頭は賑わいをみせる。 明治43年8月20日 龍毛下村鎮座毘沙門森の武甕槌神を宇気物神社に合祀した。 現在毘沙門森の境内地は国道7号線用地に吸収されている。 |
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