前へ | 平澤神社 ひらさわじんじゃ |
明治43年、三輪神社に神明社白山神社を合祀し、同40年に社名を三輪神社から平澤神社に改称された。もと三輪神社は、往昔観音堂と称して俗称地名「堂の前」にあったが、集落より遠く参拝や管理に不便のため現在地に奉遷する。
創立、勧請の年代は不詳である。 宝暦10年、寛政12年、天保9年の棟札に「平澤山」とあるから古い時代より平沢集落の産土神であったことは明瞭である。 もと神明社は、平沢字桜屋地内にあった。 天保9年の秋、秋田藩主佐竹公が鷹狩りに当地まで訪れたとき家臣が急に病で苦悶し、祠官の巻尾氏を呼びこの神前に祈願したら家臣の病は忽ち快癒した。 藩主はこの神徳に感謝をして翌10年、寺社奉行に命じて社殿を改築されたという伝承がある。 平澤神社の現本殿は明治41年に新築、拝殿は明治13年に改築、幣殿は昭和13年に改築されたものである。 |
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