前へ | 稲荷神社 いなりじんじゃ |
元徳2年小友郷(旧小友村)岡本に創建と伝えられる。
正平4年8月30日小友郷金山村字湯ノ沢に遷建、享保17年3月15日同村金山に再遷現在に至った。 明治6年8月村社に列し、大正元年12月10日由利郡小友村北ノ股無格社熊野神社外5社を合併合祀した。 南北朝の正平13年(南朝)北畠顕信卿奥羽に遣わされ、藤島(山形県飽海郡)に下るや南朝復興と天下静謐の祈誓をたて、その祈願にあたり当小友村を、出羽国一宮たる鳥海大物忌神社に寄進、その故を以って当神社は南朝の稲荷と称され出羽風土記に録されている。 鳥海大物忌神社吹浦口里宮における粥占い神事に使用の葦は、かつては当小友村から献じられたと伝えられている。 天下静謐を願っての祈進状は、国の重要文化財として鳥海山大物忌神社に保管されている。 |
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