前へ | 筑紫森神社 つくしもりじんじゃ 通称:観音さん |
古伝によれば、慶長の頃左馬頭則常が筑紫森に築城しようとして中台に休憩中、軍馬が頂上に登ったので、驚いて馬をおろそうとしたが、天下の険崖なので容易でない。
いろいろ考えた末、口をすすぎ、身を清め頂上に観音さまを祀り祈願してようやく馬をおろすことができたという。 牛馬の守護神として、遠近から参拝者が多かった。 久保田領郡邑記に『筑紫森は百八丈周囲一里二十丁斗に分れて一は北走して遠く南秋田郡大又山太平山に連なり一は西にして岩谷山に接し険にして近く、一は同所より左折し千本垂木を経て登十丁斗り易にして遠し、千本垂木は左右数百の稜石榱の如く重畳して路を覆うが如く真に奇観の地也。豊受姫神を祀る』とある。 尚、当境内地は昭和13年8月8日国の天然記念物に指定された。 |
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