前へ 二井田八幡神社
にいだはちまんじんじゃ
通称:泰衡八幡

〒018-5751 大館市二井田字贄ノ里4

伊藤 雪野

0186-49-2283


誉田別大神(ほむたわけのおおかみ)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
菅原大神(すがわらのおおかみ)

旧暦8月15日

唐松神社


 創立年代不詳。

 当地は、奥州平泉4代終局の地であって次のような言い伝えがある。

 当神社は元、諏訪八幡と称していたが、後、泰衡八幡となった。

 その訳は、文治5年に、源頼朝の勢に追われた藤原泰衡が、累代の臣である河田次郎行文を頼って、行文が領知する此処二井田贄の柵に落ちてきたが、かえって行文に害され、その死骸は、錦の袍と共に、出向の地に葬られた。

 村人は哀れみ、自然石を建ててひそかにその霊を祀ってきたが、後年、村中に怪異があり、村人はそれを泰衡の祟りとして、慰霊のために、出向の霊地に一宇を建て、錦堂と称して公然と祭祀し(現・錦神社)、又鎮守社を諏訪八幡と称するのをやめて、泰衡八幡として尊崇したところ、怪異はやんで村は栄えたということである。

 明治6年、村社に列した、同40年、神饌幣帛料供進神社に指定された。

 同43年、同村字高村神明社を合併した。

 昭和35年、社名を二井田八幡神社に改めた。


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