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よくある質問Q&A

皆様のよくある疑問にお答えします。
日々のご参考にご覧ください。

お札やお守りについて

古いお札やお守りはどうすれば良いの?毎年変えたほうが良いの?
神道では生命力(いのち)の蘇りを大切に考えます。
1年間お守り頂いたお札とお守りは感謝の意を込めて神社に納め、新年には新たなご神霊(神さまのお力)を頂いてその年を無事に過ごせるよう、新しいお札・お守りを受けるようにしましょう。
※神社でお預かりした古いお札・お守りは、お祭をした後お焚き上げいたします。
※記念のお守りや遠方の神社などのお札は、長くお持ち頂いても結構です
複数の神社からお札・お守りを受けても良いの?
一向にかまいません。 日本には八百万(やおよろず)の神さまがいらっしゃいますが、それぞれに働き(ご利益)があり、多様な神々とそのご神徳(神さまのお力)によってこの国をお守り頂いていると考えられているからです。
おみくじはどうすれば良いの?
おみくじは単に個人の運勢や吉凶を占うだけではなく、その内容を今後の生活の指針とし、神様のご意向に基づいて懸命に努力することが何より大切です。 ひいたおみくじは願いが結ばれるよう祈りをこめて境内に結んでいっても、または持帰って、時々自分を振り返るという形でも良いでしょう。

境内とお参りの作法

お参りする時の心構えについて
鳥居をくぐり境内に入ったら、大声を出したり、笑い声を上げたりせずに心を鎮め、気を引き締めて参道を進みます。服装は、神さまに対して失礼にあたらないもの(男性であればスーツなど)が好ましいでしょう
狛犬について
狛犬の原型は古代オリエントにおける獅子像で、シルクロードを経由して、日本にまで伝わってきたと言われています。魔除けの意味を持ち、一般的には入口から向って右側に口をあいた獅子(阿)、左側に口を結んだ狛犬(吽)が並んでいます。エジプトのスフィンクスや沖縄のシーサーも同じ意味を持つとされます。
鳥居について
神社の内と外を分ける境に立てられる鳥居には、通常しめ縄と紙垂(しで)が飾られ、その内側は神さまがお鎮まりになる清浄で神聖な場所であることを示します。60種類以上の様々な形があると言われています。
鈴を鳴らすのはなぜ?
鈴は古くから魔除け・厄除けの神具であり、その清々しい音色で、お参りする方自身の心を祓い清めるとともに、神さまをお招きするという意味があります。
手水(てみず)について
神社にお参りする前には、手水舎(てみずしゃ)で、手と口を清めます。 日々の生活の中で、知らず知らずの内に犯した罪や身に付いた穢れを祓い清め心身ともに清々しい状態でお参りするために行ないます。手水の作法はこちら
祝詞について
祝詞(のりと)の「のり」は上位の者が目下の者に言い聞かせること、「と」は場所を示し、本来は神さまが神聖な場所から私たちに言い聞かせるものでしたが、現在ではお祭やご祈願を行なう際に神々に奏上する詞をさします。 平安時代の『延喜式』の祝詞が現存する最古のもので、祝詞という字をあてたのは「祝」(はふり=神職)が神々に申し上げる言葉だからと言われています。 古くから言霊(ことだま:言葉の力)を重んじてきた日本では、特に神様に申し上げる祝詞は重要なものとして考えられてきました。

その他のご質問

大安・仏滅などの六曜について
六曜は室町時代に中国から伝わり、江戸時代になって今のような形で定着しましたが、神道本来のものではなく、陰陽道の影響を受けた暦になります。今も冠婚葬祭に際しては、六曜に基づいて、結婚式は大安や友引に多く、葬式は友を引っ張るとして友引には行なわれていないように、お日柄を選ぶというのは大事な縁起担ぎとなっています。 もちろん、あえて仏滅にお祝い事をする必要はありませんが、お日柄にとらわれ過ぎてご家族や社員がお参り出来ないとなると本末転倒になりますので、ご家族やお仕事の都合がつく中で、良い日を選んでお参りされたり、お祝い事をされることをおすすめいたします。
伊勢の神宮と全国の神社の関わりについて
三重県伊勢市にあります通称伊勢神宮の正式な名称は「神宮」。他の神宮と区別する意味では伊勢の神宮と呼ぶのが正しい形になります。 神宮は私ども人間を含めた全ての生命の源である太陽の神、そして皇室の祖先神である「天照大御神」をまつる内宮と、食物を司る豊受大御神を祀る外宮の両宮を始めとする別宮・摂社などあわせて125社の総称です。 江戸時代にお陰参りが全国的に流行したように、日本人の心の故郷とも言うべき神社であり、全国八万社ある神社の根本的な存在と言う事ができます。 神社の場合は、大本山とか或いは末寺といったような上下を示す関係はございませんが、神社本庁に属する神社では、伊勢の神宮を本宗(ほんそう)と仰ぎ、神宮大麻~伊勢神宮のお札を頒布しております。
神主さんの正式な呼名は?
一般には神主或いは神職(しんしょく)と呼びますが、具体的な職名としては宮司(ぐうじ)・権宮司(ごんぐうじ)・禰宜(ねぎ)・権禰宜(ごんねぎ)というものがあります。 宮司とはその神社を代表する者で、お祭や社務全般を主管している者。禰宜とは、願いを意味する言葉で、神さまにお祈りするという意味があります。禰宜は宮司を補佐して祭祀・社務を行い、禰宜を補佐する役目として権禰宜という職があります。大きいお社には権宮司という宮司の代理を務める職があるところもあります。
のし袋の書き方について
一般的にご祈願料などをお供えする場合は「初穂料」「玉串料」と書きます。 お酒をお供えする時の表書きは「御神酒」「奉献」、お菓子や食べ物などをお供えする時は「御神前」「御供」などとなります。 ※お葬式(神式)の場合は「御霊前」と書きます。
神道の特徴について
神道には開祖や教祖がおらず、また特定の教義・経典が存在しません。日本の風土や、日本人の生活習慣に基づき、自然に生まれ育った神観念であり、理論や原理を通して信じるものではく、日々の実践(日常の祈りや祭への参加、禊、登山など)を通じて感じるものと言えます。 日本人は、古くから自然の中に畏れや大きな恩恵を感じ、八百万(やおよろず)の神々をまつってきました。外来の他宗教を寛容に受け入れながらも、自然との調和・共生を重んじ、浄明正直(清く明るく直く正しい)の精神のもと、神々を敬い祖先を大切にする(敬神崇祖)信仰が脈々と今に受け継がれています。

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