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中生保内神社

神社名(漢字) 中生保内神社
神社名(かな) なかおぼないじんじゃ通称:中生保内の地蔵さん
鎮座地 〒014-1201 仙北市田沢湖生保内字中生保内1
宮司 高橋 弥生
連絡先 Tel : 0187-43-3186
御祭神 大山祇神(おおやまづみのかみ) 火産巣毘神(ほむすびのかみ) 高御産巣毘神(たかみむすびのかみ) 天御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 神御産巣毘神(かみむすびのかみ) 受母智神(うけもちのかみ)
例祭 旧暦6月24日
境内神社
特殊神事
由緒

当社は大山祇神社と愛宕神社の合併した神社である。
大山祇神社は、往古より山神として、神徳特に篤く、霊験また顕著である。
その一例を挙げると、ある時古老が、神徳があるならば、東南の小高い所に柴を生じ給えと、杉の枝を挿したところ、その杉の木が大木となり十数里遠くからも見えたと言う。
そういうことで、その付近の字を「十里木」と称している。
又愛宕神社は、昔延命地蔵尊と申し、村祖瀧夜叉姫(第50代桓武天皇5代の孫平将門の娘)が、父将門の東国に於て平貞盛下野押領使藤原秀郷に滅ぼされた時、難を逃れて奥羽に来、この地に居住することになる。
その時所持していた守本尊を祀ったもので、神徳誠に篤いものがある。(現在姫塚がある)
その一例を挙げると、昔神社の前は深い水田で、毎年若者等は、仕事をするのに難儀をしていたが、ある時一人の童子がやって来て農耕の手伝いを始めた。
それは大人も及ばないほど上手であった。
昼となり田圃から上って来たところ、童子に多数の蛭が吸付き血を吸っている。
悪い虫どもよ、口を焼いてやると言ったところ蛭は皆離れてしまったという。
童子は泥足のまま社殿に入って行ったので見てみると、ご神体に一面泥がついている。
この神、この里を万世まで守り賜うご神徳であると伏し拝んだのである。
現在この地区の蛭は人に吸付かないと言う。
明治44年秋田県知事の許可を受け、山神社、愛宕神社を合併、昭和3年呼称を中生保内神社と改め今日に至る。